溶連菌と呼ばれている感染症は
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎と
言われる感染症で
細菌によって
引き起こされる咽頭炎です。
6月〜8月頃と
11月〜4月頃に流行する感染症です。
主に
学童期の子どもが
かかりやすい感染症ですが
大人にも感染するため
注意が必要です。
溶連菌感染症の症状
38度以上の発熱
咽頭炎
リンパ節の腫れ
倦怠感
などの症状と
イチゴ舌と呼ばれる
イチゴのように舌に赤いブツブツが出たり
扁桃腺に白いブツブツが出たり
喉に赤い点状の出血が
見られたりするのが特徴です。
潜伏期間は
2日〜5日ほどです。
溶連菌感染症で怖いのは?
溶連菌感染症で怖いのは
合併症です。
肺炎や
髄膜炎・敗血症が
重症化する場合があります。
また
リウマチ熱
急性糸球体腎炎
結節性紅斑
中耳炎
血管性紫斑病
などの
合併症がでることがありますので
注意してください。
溶連菌感染症の原因
A群溶血性レンサ球菌という
細菌に感染することが原因です。
この細菌は
感染力が強く
感染している人の
咳やくしゃみに含まれる
細菌を吸い込んで感染する
飛沫感染と
菌がついた場所や物を触り
手についた細菌が
口や鼻、目などを触ることによる
接触感染で
感染します。
溶連菌感染症は
A群溶血性レンサ球菌という細菌ですので
抗生剤で細菌をやっつけることができます。
溶連菌感染症の疑いがある場合は
速やかに医療機関を受診しましょう。
溶連菌感染症の予防
溶連菌感染症の予防は
他の感染症と同じ
石鹸での手洗い、うがいをしっかりする
マスクの着用
タオルや食器などの共用を避ける
使用したおもちゃやドアノブなど触れた場所の消毒
人混みを避ける
規則正しい生活を心がけて
免疫力を高める
などの予防をすることで
感染を防ぐことができます。
溶連菌感染症は
感染力が強く
大人も感染しますので
子どもが感染した場合は
家庭内感染に気をつけましょう。
溶連菌感染症に感染したときに食べやすい食べ物
溶連菌感染症は
喉の強い痛みや
扁桃腺に白いブツブツが
できたりするため
柔らかくのどごしがよく
消化の良い食べ物が
おすすめです。
熱いものや辛いもの
酸っぱいものなど
刺激の強い食べ物は
避けるようにしましょう。
ゼリー
プリン
ヨーグルト
アイスクリーム
豆腐
うどん
おかゆ
茶碗蒸し など
食べ物が喉を通らないときでも
脱水症状を避けるために
水分補給はしっかりしましょう。
溶連菌感染症にかかったときは保育園や幼稚園、学校に行ってもいい?
溶連菌感染症は
学校保健安全法で
保育園や幼稚園、学校への
登園は禁止されています。
溶連菌感染症は
抗生剤を飲み始めてから
24時間以上経過すると
感染力がなくなると言われています。
ですので
抗生剤を服用後
24時間以上経過し
発熱がなくなり
通常の食事が摂れるようになれば
登園してもいいとされています。
わからない場合は
受診した病院に確認すると安心ですね。
まとめ
溶連菌感染症は
年2回流行すると
言われている感染症です。
主に学童期の子どもが感染しやすく
大人にも感染する感染症です。
また
感染力が強いので
家庭内感染に注意が必要です。
感染予防には
手洗いをしっかりすることが重要ですが
規則正しい生活をし
免疫力を上げて
細菌を寄せ付けないようにしましょう。