しょうゆは、
味をつけるだけではなく、
色をつけるだけでもない、
調理効果があります。
何気につかっているしょうゆの調理効果を見直してみませんか?
今回は、
前回に引き続いてのしょうゆの調理効果です。
しょうゆは、味や色をつけるだけではないんですよね。
普段使いの中で、
その調理効果を実践しているのもあると思います。
改めて、しょうゆの調理効果を見直してみてくださいね。
1.対比効果
しょうゆには、甘みを引き立てる対比効果があります。
甘い煮豆の仕上げに少量のしょうゆを加えますよね。
あれは香りをつけるだけでなく、
甘みをくっと引き立てる効果を狙ったものなんですね。
2.抑制効果
酸味や塩気が強いものには、それらを和らげる抑制効果があります。
塩鮭にしょうゆをたらすと、塩味がまろやかになるのは抑制効果が働くからなんですね。
3.相乗効果
しょうゆのグルタミン酸と、かつお、煮干しだしのイノシン酸、
乾燥しいたけだしのグアニル酸が合わさるとうま味が深まります。
和食の煮物、焚き物が美味しいのはこの効果が発揮された物。
味を重ねただけでなく、相乗効果でより美味しくなっているんですね。
4.静菌効果
しょうゆには、大腸菌なのの増殖を抑える効果があります。
しょうゆ漬けのお漬け物や佃煮などは、その効果により、
日持ちが長いのです。
日持ちを長く持たせたい場合は、
あえて濃いしょうゆ味にするのはそのためです。
以上がしょうゆの4つの調理効果になります。
1つ1つの効果だけでなく、
2つ、3つと合わさって調理効果を使っている料理もありますね。
煮豆などは、
1.対比効果
3.相乗効果
4.静菌効果
の3つの効果の賜物ですね。
普段のしょうゆ使いにも
自然と調理効果を使っているものが多く存在しますね。
少し意識してみるのも面白く
新たな発見と刺激になるかもしれません。