気温が高くなると
食べるまでに
お弁当が腐らないか・・・
と気になりますね。
子供の場合は
腐っていても気付かないこともありますね。
傷んだお弁当を食べて
食中毒をおこすと大変です。
腐らないようにするには
どのようなことに
気をつければよいでしょうか。
お弁当が傷む原因と気温
食中毒は腐ったお弁当を食べて
腹痛
下痢
嘔吐
がおこることです。
食中毒の原因となる菌は
25〜37℃で一番活発に増殖します。
そして
増殖する原因は
湿気と栄養です。
暖かくなる季節のお弁当の中は
細菌にとって増殖する環境に
適していることになります。
作ってから時間が経って食べるお弁当は
細菌が増殖してとても危険なのです。
ですが
しっかりと対策をすれば
食中毒のリスクを
減らすことができます。
どれくらいの時間でお弁当が傷んでいく?
お弁当の置いておく場所によって
傷んでいく時間は違います。
食中毒の原因となる菌は
25〜37℃で活発に増殖していきますので、
直射日光が当たる場所
気温が高い日の車の中
リュックサックなど体に密着している鞄の中
などに置くと2〜3時間でも
傷んでしまうかもしれません。
なるべく涼しいところを選んで
おくことが重要です。
お弁当づくりの7つの対策
どのようなことを
注意していけばいいのでしょうか
作る前
調理前には手を清潔にするために必ず手を洗う。
手には知らないうちに
いろいろな菌が付いています。
ですので
しっかりと洗い流しましょう。
お弁当箱やお弁当作りに使う調理器類の消毒
お弁当箱や調理器具は
しっかりと洗浄し乾燥させましょう。
パッキンが付いているお弁当箱は
外して丁寧に洗いましょう。
作るとき
おかずは中心部までしっかりと加熱する
細菌の多くは熱に弱いので
しっかりと中心部まで加熱しましょう。
電子レンジを使うと
温めムラがおこりやすいので
注意しましょう。
火を通さなくても食べられる
ハムやかまぼこなども
加熱するようにしましょう。
詰めるとき
お弁当に入れるおかずを素手で触らない
手には知らないうちに
雑菌が付いています。
ですので
おかずを詰めるときは
菜箸やトングを使いましょう。
おにぎりは
ラップで包んで握ったり
手袋をしましょう。
ご飯とおかずは別にする
おかずの水分をご飯が吸って
傷みやすくなります。
冷ましてから詰める
ご飯やおかずを温かいまま
お弁当箱に詰めると
水滴がお弁当箱の中に付きます。
湿気が多い環境は
細菌が繁殖しやすいので
傷む原因となってしまいます。
持ち運びには保冷剤や保冷バックを活用する
食中毒となる菌は
25℃で活発に増殖しはじめますが
10℃以下ですと増殖が抑えられます。
傷みやすい食材とおかず
食中毒を予防するには
傷みやすい食材やおかずを
避けることも大切です。
炊き込みごはんやチャーハン
具材の入った混ぜご飯は
時間が経つと
具材から水分が出てきます。
水分が多いと
雑菌が繁殖しやすくなるので
白米より混ぜご飯は腐りやすい
と言われています。
生野菜、果物
生野菜や果物はもともと水分が多く
時間が経つと水分が
出てきてしまいます。
ですので
食中毒の菌が
繁殖しやすくなってしまいます。
彩りの良いミニトマトは
しっかりと水分を拭き取って
ヘタを取ると雑菌の繁殖を
防ぐことができます。
また
果物を持っていく場合は
別の容器にいれて
保冷剤をつけると安心です。
煮物
煮物は汁気が多いので
傷みやすいです。
特にじゃがいもなどの
イモ類はデンプンが
多く傷みやすいです。
ポテトサラダ
じゃがいもは
デンプンが多く傷みやすいです。
そして
きゅうりやマヨネーズは
加熱していないので危険が伴います。
半熟卵
完全に火の通っていない卵は
食中毒の原因になるサルモネラ菌が
繁殖しやすいです。
卵焼きなどをおかずに入れる場合は
しっかりと加熱し
中まで火を通しましょう。
まとめ
お弁当は
気温が高くなってきたら
作る過程や保存する場所
温度管理に気を付けて
傷まない対策をしていきましょう。
しっかりと食中毒の対策をして
安心して食べられるお弁当を作りましょう。