里芋は
稲作よりも前
縄文時代から作られていた
歴史ある野菜です。
親いもを囲むように
子いも、孫いもが育つため
豊作や子孫繁栄の象徴とされ
お正月のおせちなどにも
縁起物として食べられてきました。
イモ類の中で
特に
カロリーが低くヘルシー。
高血圧の改善に役立ちます。
独特のぬめりは
胃の粘膜を保護して胃腸の機能を高め
腸の働きを活発にし
血糖値やコレステロール値の上昇を抑制してくれる
などの効果があるとされています。
里芋の皮のむき方
生のままのむき方
里芋は
水に濡れることでぬめりがでて
滑って扱いにくいので
調理する前日などに
里芋の泥を流水で丁寧に洗い落としたら
水気を切っておいて
乾いてから作業をすると
ぬめりが出にくく、
手がかゆくならないのでおすすめです。
ゆでてからのむき方
ゆでる前に
里芋に1周ぐるりと
包丁で切り目を入れましょう。
皮つきのまま鍋に入れ
さといもがかぶるくらいの水を入れて
中火にかけ
15分ほどゆでます。
熱々のうちに
ふきんでくるんで
皮をむきましょう。
包丁で入れた切れ目を真ん中にして持ち
芋を上に押し出すようにすると
つるんとむけます。
熱いうちほど、つるんとむける!
ただしやけどに注意して。
冷めてくると
どんどんむきにくくなるので
スピード勝負です!
皮むきした里芋を塩で揉むとさっぱりした仕上がり
皮を剥いた里芋に
塩を揉みこんで下ゆでですると
ぬめりがすっきり取れて
味が染みやすくなります。
ただ
里芋のぬめりの部分には
旨味も栄養もつまっているので
好みにあわせて選択してみてください。
里芋でつくる人気のお味噌汁
里芋とあわせて入れる具なら
人参やこんにゃく
長ネギ、きのこ、厚揚げや豚肉など
具だくさんで
ほっこり温まる煮物のような
お味噌汁が人気です。
もちろん
里芋とネギ
里芋となめこ
里芋とさやいんげんなど
里芋をメインに
シンプルに頂くのもいいですね。
里芋を入れるとコクがでて
いつものお味噌汁とはまた違った
こっくりとした優しい味わいを
楽しむことができます。