菜の花といえば
畑一面に広がる黄色い花畑を
想像する方も多いと思います。
実は
菜の花は特定の植物を
指すのではなく
一般的に
アブラナ科アブラナ属の
すべての花のことを言うのです。
菜の花には
食用のほかに
植物油の原料となる油用
観賞用
の3つの種類があります。
スーパーなどで
売られているのは
食用に開発された
「菜花(ナバナ)」
という品種なのです。
食用の菜の花(菜花)の種類
在来種(和種)
西洋種
の2つの種類があります。
在来種は
葉が黄緑色で柔らかく
花茎とつぼみと葉を食べます。
西洋種は
葉の色が濃く
葉が厚く
おもに花茎と葉を食べます。
菜の花の旬
観賞用菜の花
開花時期は2月〜5月頃で、
食用となる菜の花
旬は1〜3月ですが
11月〜4月頃まで出回ります。
菜の花(菜花)の栄養
花が咲く前の菜の花は
生育するために
必要な栄養分を
たくさん含んでいるため
栄養が豊富なのです。
主な栄養成分
イソチオシアネート
ビタミンC
βカロテン
ビタミンK
葉酸
カルシウム
鉄
カリウム
など
辛み成分であるイソチオシアネート
イソチオシアネートとは
アブラナ科の
野菜に含まれている
辛み成分です。
強い抗酸化作用があり
免疫力を高める効果や
がん予防の効果も
期待できます。
ビタミンC
ビタミンCも
豊富に含まれています。
ビタミンCにも
抗酸化作用があり
免疫力を高める効果が
期待できます。
また
動脈硬化の予防や
美肌効果も期待できます。
βカロテン
β-カロテンは
体内で必要に応じて
ビタミンAに変わります。
ビタミンAは
皮膚や目の機能
粘膜の健康を保つために
必要なビタミンです。
ビタミンAに
変換されなかったものは
抗酸化物質として働き
生活習慣病の予防
老化防止に期待できる
と言われています。
豊富な栄養のある菜の花ですが
独特なえぐみや
苦みがあり
苦手な方もいると思います。
それらを和らげることで
食べやすくなります。
是非試してみてください。
ゆがき方で
菜の花
独特のえぐみが
とれます。
-
参考菜の花の美味しいゆがき方
料理人が教える! 菜の花の美味しいゆがき方 つぼみと芯を時間差で湯がくのが ポイント。 まず芯を30秒ゆがきます。 時間差で つぼみを入れて30秒ゆがきます。 あとは、冷水で冷まし、 しっかりとしぼっ ...
続きを見る
苦みのある菜の花ですが
天ぷらにすれば
苦みが和らぎます。
美味しくなるコツを
ご紹介します。
-
参考菜の花の天ぷらの美味しいコツ!
料理人が教える! 菜の花の天ぷらの美味しいコツ! 菜の花は、油と合わせることで 苦みが和らぎますので、 美味しく召し上がれます。 ポイントは、2つ。 1.薄力粉をつけない。 天ぷらは、天ぷら衣の前に ...
続きを見る