みりんには、料理を美味しくする効果があります。
みりんを上手に使いこなせれば、
あなたの料理力も上がりますよ。
みりんの調理効果を知るのは、その第一歩です。
今回は、みりんの調理効果のお話しです。
みりんは、甘いお酒みたいなものとお伝えしましたが、
この甘い部分と、お酒な部分、
それぞれの調理効果が発揮されて
1石2鳥なんですね。
まず、甘い部分のお話し。
砂糖の甘みは、ショ糖による強い甘みがありますが、
みりんは多糖類の糖で構成されているため、
上品でまろやかな甘みをもたらします。
そして、その糖類の作用によって、
加熱すると食欲をそそる照り、ツヤを生み出します。
照り焼きやあら炊き、蒲焼きなどの照り、ツヤがそうですね。
なんとも言えない美味しそうな輝きですよね。
そして、もち米から生まれるアミノ酸の旨味成分、有機酸、糖類が
複雑にからみあって料理に深いコクとうまみを生み出します。
単なる甘みを加えるだけではないんですよね。
みりんの甘い部分だけでも、
これだけの調理効果があるんですね。
次回は、みりんのお酒な部分の調理効果をお伝えしますね。