ほっこり食べたい!けんちん汁のコツ
寒い日にほっこりと食べたくなる
けんちん汁。
美味しくなるコツを3つ
お伝えしますね。
1.こんにゃくは、下茹で。豆腐は水切り。
そのまま使う方もいますが、こんにゃくは下茹でしたほうが
こんにゃく独特の匂いが軽減して食べやすいし、
豆腐も水切りしたほうが味がしみやすいです。
2.具材の大きさをそろえる。
根菜類を入れることが多いですが、
野菜とこんにゃく、豆腐は、
大きさをそろえたほうが
火の入る時間も均一になりやすいし、
食べやすいです。
きのこもいれると味に旨味が加わるので
オススメです。
3.ゴマ油で炒める。
けんちん汁は、しょうゆとだしの味がメインになるので、
ごま油で炒めることで
野菜の旨味も活かせて、さらにコクが加わるので
美味しくなります。
けんちん汁の由来
けんちん汁の名は
諸説がありますが
鎌倉時代に創建された禅寺である
「建長寺(けんちょうじ)」が建長寺汁を食べていたことから
けんちょうじじる→けんちんじる
になり全国に広がったと言われています。
お寺で食べられていた料理ですので
豆腐や野菜などを使った
精進料理なのですね。
けんちん汁と豚汁の違いは
けんちん汁と豚汁はどちらも
たくさんの根菜や
葉物野菜などが入った汁物です。
けんちん汁
基本的なけんちん汁は
具材を炒めてから煮込みます。
シンプルな汁物ですが
一度油で炒めるので
野菜の旨味を感じられる汁物です。
けんちん汁はもともと
精進料理が発祥と言われています。
精進料理は
肉などの動物製品を使わず
野菜や豆腐など植物性の食材だけで
作る料理です。
精進料理のけんちん汁は
昆布や椎茸、野菜などで出汁をとり
野菜を炒めてから煮込み
醤油で味付けをします。
ですので
動物性の具材が入らないものを
けんちん汁と
呼ばれていることが
多いです。
豚汁
豚汁は
豚肉と野菜を煮込んで
出汁と味噌で味付けした味噌汁です。
野菜や豆腐だけの味噌汁より
豚肉を入れることで
コクと旨味がでます。
豚汁は、地方により
呼び方に違いがあります。
関西や東北、九州の南部では
「ぶたじる」
と呼ばれていることが多く
関東やほかの県では
「とんじる」
と呼ばれることが多いです。
具材が多いので
汁物としてでなく
主菜にもなるので
家庭料理のおかずとして
広く親しまれています。
けんちん汁のおすすめの具と味噌
野菜の魅力をたくさん味わえる
けんちん汁のおすすめの具材です。
・大根
・にんじん
・れんこん
・ごぼう
・里芋
・木綿豆腐
・こんにゃく
・油揚げ
・すいとん
・小松菜
・たけのこ
また
色々な具材を組み合わせると
風味や食感、味が変わり
飽きの来ないけんちん汁になります。
日によって違う具材で
作ってみるのもいいですね。
メモ
けんちん汁に味噌を入れると
醤油ベースのけんちん汁ですが
味噌を入れると
風味豊かな味噌けんちん汁になります。
味噌でコクが出て美味しいですよ。
ごま油で具材を炒めると
更にコクが増し風味も良いです。
けんちん汁の保存方法と日持ち
けんちん汁が余ったり
明日のおかずに取っておきたい場合などの
保存方法です。
寒い季節だから
火が通ているから大丈夫だと
思うかもしれませんが
基本的に常温保存はおすすめできません。
食べるまでに時間がある場合は
冷蔵保存しましょう。
冷蔵保存
冷ましたけんちん汁を
密閉できる容器に移して
ラップをしてから
冷蔵保存します。
保存期間は
2〜3日程度です。
冷凍保存
冷凍保存をすると
長く日持ちします。
けんちん汁の具材に
豆腐、里芋(すが入る、スカスカになる)
こんにゃく(肉のような固い食感になる)
が入っている場合は
冷凍保存に向いていません。
冷凍保存するときは
豆腐、里芋、こんにゃくを取り除いて
細かく刻んで冷凍保存しましょう。
冷ましたけんちん汁を
密閉できる保存袋に入れます。
空気が入らないように密閉して
冷凍保存します。
保存期間は
2〜4週間程度です。
解凍方法は、
凍ったまま鍋に入れて温めます。
再加熱すると、
水分が飛んで少なくなることがあるので
水を足して味を調節して下さい。
ぜひお試しくださいネ。
今日も応援しています
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