昔から言われている
”大根はお米のとぎ汁で下ゆでする”と、
”水だけでゆでる”
のと、どう違うのか知ってます?
「和の食アカデミー」
山下としあきです。
大根が美味しい季節になりましたね。
おでんにふろふき大根、牛すじ煮込みなど。
大根の煮物料理が大活躍です。
そんな煮物料理でかかせないのが、
大根の下ゆで。
(下ゆでしないで、直炊きで美味しい料理もありますよ!)
そんな大根の下ゆでで、
昔からいわれているのが、
”大根はお米のとぎ汁でゆでなさい”
聞いたことありませんか?
でも実際にやってみても、
よく効果がわからない。
なんで、するのかわからない。
と思う方も多いでしょう。
しかし、ちゃんと効果があるんです。
板前の現場では、
ちゃんとお米のとぎ汁で大根の下ゆでするんですよ。
理由は3つ
1.大根のアクが抜けやすい。
大根のアクが抜けやすく、そしてとぎ汁にコーティングされて
アクがもとに戻らないんです。
大根臭さが抜けるのは、そのためです。
2.真ん中がへこまない
直接大根を炊くと、真ん中がへこんでしまうんですね。
へちょーってなって、
できあがりが貧相になってしまいます。
3.柔らかくなる
とぎ汁で下ゆですると、大根が柔らかくなるのが、
早いんですね。
すーっと箸が入ったり、
とろっとした食感にしたい
なら、とぎ汁で下ゆでをオススメします。
とぎ汁がないときは、どうすればいいの?
大根の下ゆでには、ちゃんとした理由があるんですね。
直炊きで食べるやり方もあるけど、
とぎ汁で下ゆでした方が良い場合もありますので、
参考にしてください。
米のとぎ汁がなければ、
お米を入れて下ゆですれば同じ効果が得られます。