アジの名前の由来は
「味がいい」ということから
「アジ」と呼ばれています。
一般的にアジと呼ばれているのは
「マアジ」のことで
アジ科マアジ属の魚です。
アジは
北海道南下から九州まで
日本の周辺を回遊しています。
アジの種類
アジの体長は30cmほどで
大きいものでは50cm程度まで
成長するものもあります。
アジは大きく2種類に
分けられています。
日本沿岸の内湾に
住み着いているアジは
瀬付きアジと呼ばれ
外洋を回遊しているアジは
外洋アジと呼ばれます。
瀬付きアジは
体がやや黄色っぽく
身が厚く脂が乗っている
のが特徴です。
体の色が黄色みがかっており
金アジや黄アジなどと呼ばれ
ブランド化されているアジもいます。
外洋アジは
体が黒っぽく
身がしまっており
筋肉質で全体にスリムで
脂の乗りは少なめです。
アジの旬
アジは1年通して獲ることができ
年間手に入れることができます。
ですが
アジにも美味しく食べられる旬が
あります。
旬の時期は6〜8月と言われていますが
地域により多少ずれることもあります。
この時期に獲れるアジは
小型〜中型ほどで
それほど大きくありません。
脂の乗りがとても良く
うま味がたっぷりつまっています。
秋以降のアジ
秋になってからも
アジを楽しむことができます。
ですが
秋以降のアジは
大型で旬のアジよりうま味が
少なくなります。
また
早春の時期のアジは
まだ身が成長していませんので
とても小さく
豆アジや小アジと呼ばれています。
外洋アジの旬
外洋アジは
九州の3月頃に始まり
4月頃には駿河湾沖
5月頃に房総沖
9月頃に三陸沖
のアジが脂の乗りがよく
美味しいといわれています。
アジの栄養と効能
アジには体によい
さまざまな栄養素が含まれています。
たんぱく質
EPA(エイコサペンタエン酸)
DHA(ドコサヘキサエン酸)
アミノ酸
カルシウム
カリウム
たんぱく質
たんぱく質は皮膚、筋肉、内臓などを
構成するための栄養素です。
たんぱく質は身体の中で分解されて
アミノ酸に変わります。
分解されたアミノ酸には
皮膚、筋肉、内臓などを
構成する働きがあるのです。
また
代謝や体の機能の調整や
免疫力にも関係し
私たちの体を維持するのに
とても重要な栄養素です。
EPA(エイコサペンタエン酸)
EPAは青魚に多く含まれており
アジにも多く含まれています。
EPAには
血液の流れを良くする働きがあり
高血圧や血管のつまりを防ぐ効果がある
といわれています。
他にも
アレルギーを抑制する働きがある
といわれています。
EPAは
体内で合成することができないため
青魚から摂取する必要があります。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
DHAは
EPAと同様、青魚に多く含まれています。
魚油に多く含まれているn-3系脂肪酸の一種で
EPAと同様に
血流の流れを良くする働きや
アレルギーを抑制する効果が
期待できるといわれています。
また
DHAには、動脈硬化をひきおこす原因となる
LDLコレステロールを
減らす作用があります。
アミノ酸
アミノ酸は
たんぱく質の構成成分で
全部で20種類あります。
なかには
体の中で合成されるものありますが
9種類のアミノ酸は体の中で合成できないので
食品から摂る必要があります。
アミノ酸は
バランス良く摂るのが重要ですが
アジにはすべてのアミノ酸が
含まれているのです。
カルシウム
カルシウムは
骨や歯を作るのに大切な栄養素です。
そして
筋肉や神経の働きにも
関わっています。
筋肉を動かしたり
精神を安定させるなどの働きがあり
筋肉や神経の働きを
正常に保つことができます。
カリウム
カリウムは
体の水分バランスを保ち
ナトリウムを排出し
血圧の上昇を抑える働きがあり
高血圧の予防に効果があります。
そして
体の中の余分なナトリウムを
排出するので
むくみを抑える効果があります。
新鮮なアジを選ぶと
より美味しくいただけます。
ポイントを知り
美味しいアジを選びましょう。
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ぜひ試してみてください。
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