更年期は、女性が加齢とともに、女性ホルモンの分泌量が減少することで起こるさまざまな身体の変化が起こる時期のことです。
この時期は個人差がありますが、ホルモンのバランスが乱れることにより
ホットフラッシュ、動機、イライラ感、不安感、不眠などの様々な症状が現れることがあります。
和食に含まれる更年期に良い食材
和食は、更年期の症状を緩和するのに役に立つ栄養素がバランス良く摂れます。
・大豆製品
大豆製品に含まれている、大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする成分で、ホルモンバランスの乱れを緩和する効果が期待できます。
また、骨や肌の健康維持に効果が期待できます。納豆、豆腐、みそなどの大豆製品を積極的に摂りましょう。
・青魚
青魚に含まれるEPAやDHAは、血液をサラサラにし、血圧を下げる効果があります。
また、脳の働きを活発にする効果や関節痛や肌トラブルなど、更年期に起こりやすい炎症の症状を改善する可能性があります。
その他にもイライラ感や憂鬱な気分を改善するのに役立ちます。
・緑黄色野菜
緑黄色野菜にはビタミン、ミネラル、食物繊維などの体を健康に維持するための栄養素が豊富に含まれています。
体の酸化を防いだり、免疫力の向上、肌のトラブルを改善する効果が期待できます。
・海藻類
海藻には、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
骨を強くし骨粗鬆症を予防したり、イライラや不眠の改善に期待ができます。
また、食物繊維も豊富に含まれているので、腸内環境を整える効果もあります。
更年期に良い和食のポイント
・バランスの良い食事
和食は、主食、主菜、副菜、汁物を基本とした食事です。ですので、栄養のバランスがよい食事が摂れます。
・旬の食材を取り入れる
旬の食材は栄養価が高く、新鮮で体にも優しいです。積極的に取り入れて見ましょう。
・塩分を控えめ
和食は、昆布や鰹節の出汁の旨味を活用した調理が多いので、素材の味や旨味を活かして塩分は控えめにしましょう。旨味が効いていると、薄味でもおいしくなります。
塩分を摂りすぎると、高血圧やむくみの原因となるので薄味がおすすめです。
・食物繊維をたっぷりと摂る
食物繊維は腸内環境を整える働きがありますので、便秘の解消に役に立ちます。
和食以外で更年期に良いポイント
・適度な運動
ウォーキングやヨガなど適度な運動は、血行を良くし、ストレスの解消にもなります。
・睡眠
睡眠は、疲労回復だけでなく、ホルモンバランスを整え、免疫力を高めるためにとても大切です。質の高い睡眠をとることで、更年期の様々な症状の緩和が期待できます。
睡眠不足は、ホルモンバランスの乱れを招く原因となります。
・ストレスを溜めない
ストレスは、様々な身体症状や精神症状を引き起こす原因となります。
・定期的な健康診断
早期発見・早期治療に繋がるため、定期的な健康診断を受けましょう。
まとめ
和食は、様々な栄養素が豊富で、更年期の症状を緩和するのに役立つ食事です。特に、大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをし、ホルモンバランスの乱れを緩和する効果が期待できます。
和食を心がけ、健康的な生活を送ることで、この期間を快適に過ごしましょう。