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料理の雑学

みかん科の種類と日持ちする保存方法とみかんの大量消費の方法

柑橘のみかん科には
たくさんの種類があり
日本では80種類ほど
生産されています。

甘みのあるものや
酸味のあるもの
果汁の具合など
種類によって様々です。

みかん科の柑橘は
冬だけでなく
春夏秋に旬をむかえる物もあります。

たくさん種類があるみかん 品種によって甘さや酸味が違います。

日本のみかんといえば
皮がむきやすい小さめの柑橘で
一般的には
温州みかんのことを
指すことが多いです。

日本の代表的なみかん科

 

・温州みかん

一般的に「みかん」と呼んでいる柑橘が
温州みかんです。

温州みかんの特徴は
皮が柔らかく
気軽に手でむくことが出来て
食べやすいところです。

主な生産地は
和歌山県や愛媛県
静岡県などが多いです。

温州みかんの旬は
10月から1月下旬です。

 

・伊予柑(いよかん)

愛媛県(伊予の国)で
盛んに栽培されるようになったことから
「いよかん」と名付けられた柑橘です。

外皮は厚めですが
意外に手でむきやすいです。

甘くて果汁もしっかりあるのが
特徴です。

12月下旬頃から出始め
1月〜3月頃に旬のピークを迎えます。

 

・清美(きよみ)

オレンジと温州みかんを交配して
つくられた品種です。

ですので
味は
温州みかんで
香りはオレンジです。

果汁が豊富で
甘みと酸味のバランスが良いのが
特徴です。

皮はオレンジとよく似ていて固いので
ナイフで切ると
食べやすくなるので
おすすめです。

主な産地は
和歌山県や愛媛県で
2月から4月頃に出回ります。

 

・土佐文旦(とさぶんたん)

文旦は
見た目や果肉の味わいは
グレープフルーツによく似ていて
大きさもとても大きいです。

文旦は
高知県の特産で
露地栽培されているのが「土佐文旦」で
ハウス栽培されているのが
水晶文旦」と呼ばれています。

水晶文旦は
土佐文旦より糖度が高く
上品な甘さが特徴です。

文旦は
1個400〜600gほど重さがあり
皮がとても厚いので
むくのが大変ですが
食べごたえがあります。

ザクザクとした食感と
優しい甘みとほろ苦さ
美味しいです。

旬の時期は
水晶文旦は
10月から12月

土佐文旦は
1月から4月です。

 

・不知火(しらぬい)

「不知火」は
清見とぽんかんを掛け合わせて
作られた品種です。

ヘタ部分のでっぱりと
ゴツゴツとした外皮が特徴です。

皮は手でもむきやすく
酸味も少なくて
とても甘くてジューシーです。

不知火は
別名デコポンとも
呼ばれています。

呼び名の違いは
商標登録されているかいないかの違いです。

デコポン
不知火のなかでも
糖度13.0度以上
酸度1.0度以下などの
条件をクリアしたものにつけられます。

旬は
2月中旬から4月初旬です。

 

・ぽんかん

愛媛県や鹿児島県、高知県などで
多く生産されています。

ヘタ部分がやや突き出ていて
お尻側はへこんでいるのが
見た目の特徴です。

ぽんかんは
酸味が少なく
濃厚な甘さがあります。

外皮は
手でむきやすく
果肉の薄皮ごと食べられますが
果肉の薄皮も比較的むきやすく
キレイに食べられます。

採れたてより追熟すると
美味しくなるので

11~12月頃に収穫し
1ヶ月ほど貯蔵した後
お店で1〜2月頃
見かけるようになります。

 

・八朔(はっさく)

皮は厚いですが
剥いた時の
さわやかな香りが
たまらない柑橘です。

独特のほろ苦さがあり
上品な甘さと
ほどよい酸味が特徴です。

八朔の外皮は
固く手でむくことが難しいので
ナイフでむきます。

中の薄皮は
厚めなのでむいて食べましょう。

八朔の旬は
1〜4月ごろです。

 

・せとか

せとかは
香りや食感のいい柑橘を
かけ合わせてできた
平成生まれの人気の品種です。

外皮は
橙色から濃橙色で薄く
中の薄皮も
薄くて食べやすいです。

味は
柑橘の大トロと言われるくらい
濃厚でジューシーです。

果汁がたっぷりで
希少価値が高い柑橘です。

旬は
2月上旬から5月初旬です。

 

・はるみ

清見とぽんかんを掛け合わせた交配種で
柔らかな皮でむきやすく
味わいは温州みかんに似ています。

ジューシーな果肉と
糖度の高さが特徴です。

旬は
2月から4月ごろです。

 

・紅まどんな

紅まどんなは
2005年に品種登録された
新しい柑橘です。

外皮は薄いですが
果肉がしっかりと引っ付いているため
手でむきにくい場合があるので
ナイフでくし切りにカットすると
食べやすくなります。

中の薄皮も薄いので
そのまま食べることが出来ます。

ゼリーのようなプルプルとした食感と
果汁をたっぷり含んでいるのが特徴です。

旬は
11月下旬から1月上旬です。

 

・日向夏(ひゅうがなつ)

日向夏の色は
明るい黄色で外皮はなめらかで
形は
文旦を小さくしたような感じです。

日向夏を美味しく食べるポイントは
フワフワの白皮です。

リンゴをむく要領で
白皮は残しながら
黄色い外皮だけを薄くむきます。

中の白皮と一緒に
果肉を食べると
爽やかな本来の美味しさを味わえます。

主な生産地は
宮崎県です。

他にも
高知県では
土佐小夏」「小夏みかん

愛媛県や静岡県では
ニューサマーオレンジ
という名称で
生産されています。

日向夏の旬は
4月から5月ごろです。

 

・河内晩柑(かわちばんかん)

河内晩柑は
和製グレープフルーツとも言われていますが
グレープフルーツのような苦味はなく
上品な甘さとさわやかな風味
最大の特徴です。

春から夏にかけて味わえる
鮮やかな黄色の柑橘です。

外皮、果肉の薄皮が厚めですが
果肉はみずみずしくて柔らかいです。

旬は
4月下旬から7月です。

 

・夏みかん

外皮は厚く
中の薄皮も厚めなので
それぞれむいてから食べます。

香りがとてもよく
果汁は多め
果肉のぷちぷちとした食感が美味しいですが
酸味が強いのが特徴です。

旬は
4月から7月ごろです。

夏に味わえる
貴重な柑橘です。

秋冬に食べられているみかんの保存方法

秋冬になると
みかんを食べる機会が
増えると思います。

買っておいたみかんが
いつの間にか乾燥していたり
カビが生えていたり...

鮮度が長持ちする保存方法で
長く楽しみましょう。

冬場は
暖房の効いていない
玄関や廊下などの
温度の低い部屋(5〜10℃)
3週間ほど保存できます。

 

・カゴで保存

通気性の良いカゴに
新聞紙またはペーパータオルを敷きます。

ヘタの部分を下にして
みかんを並べます。

1段並べ終えたら
新聞紙またはペーパータオルを敷いて
みかんを並べます。

最後に
新聞紙またはペーパータオルをかぶせて
乾燥を防ぎます。

みかんのヘタを下にすると
乾燥が防げます。

みかんを重ねるのは
2段までがおすすめです。

 

・段ボールで保存

段ボールで保存する場合は
一度全てのみかんを
段ボールから出します。

皮が柔らかい物
カビが生えていたり
生えそうな物は取り除きます。

段ボールの底を
ハサミなどで
数か所穴を開けてから
新聞紙またはペーパータオルを敷きます。

ヘタを下にして
みかんを並べます。

1段並べ終えたら
再度
新聞紙またはペーパータオルを敷いてから
みかんのヘタを下にして並べます。

みかんがつぶれるのを防ぐため
2段程度が目安です。

1週間に1回ほど
1段目と2段目のみかんを
入れ替えましょう。

 

・冷蔵保存

涼しい場所がない時は
冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

みかんを1個ずつペーパータオルで包み
みかんのヘタが下になるように
数個にまとめて保存袋にいれます。

冷蔵庫の野菜室で保存します。

日持ちは
2週間程度です。

 

・冷凍保存

保存場所に困ったときは
冷凍保存もおすすめです。

丸ごとでも
薄皮をむいても
冷凍することができます。

薄皮をむく場合は
保存袋に入れて冷凍します。

凍ったままジュースにしたり
冷蔵庫で自然解凍して食べます。

皮をむいて保存するので
小さくまとめて
保存することが出来ます。

日持ちは
3週間程度です。

みかんを丸ごと1個冷凍する場合は
1ヵ月ほど保存できます。

食べるときは
常温において半解凍の状態で食べると
シャリシャリとした食感を
楽しみながら食べられます。

みかんの大量消費はジュースがおすすめです

もらったり
箱買いした時に食べきれない...
と思ったときは

ジュースにするのが
おすすめです。

コップ1杯のみかんを作る時は
みかんを約5個使います。

みかんの皮をむいて
小房に分けます。

ミキサーにかけて
なめらかにして
ザルでこします。

甘さの少ないみかんは
はちみつや砂糖で調整します。

・みかんジュースでアレンジ

 

・ホットみかんジュース

みかんジュースを温めると
より香りがたって
身体がポカポカになります。

寒い日にぴったりな
ジュースです。

 

・みかんシャーベット

製氷皿に
みかんジュースを入れて
凍らせます。

果肉を少し入れると
ジューシーなシャーベットが出来ますよ。

 

・みかんドレッシング

お好みの量の

オリーブオイル

塩コショウ
みかんジュースを加えると

爽やかな香りの
ドレッシングが出来ます。

いつものドレッシングと
ひと味違う味わいの
ドレッシングが楽しめますよ。

 

まとめ

日本には
みかん科のたくさんの品種があります。

旬の時期も様々で
冬に旬をむかえる物が多いですが
春や初夏が旬のみかん科の柑橘もあります。

品種によって味や食感など変わるので
旬の味を味わってみてください。

みかんの保存方法は
冬場で涼しい部屋なら
常温保存が出来ます。

涼しい場所がない場合は
冷蔵庫の野菜室
または
冷凍保存しましょう。

みかんがたくさんある時は
みかんジュースにするのが
おすすめです。

そのまま飲んでも
美味しく
様々なアレンジも楽しめます。

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