くわいは
縁起物として
おせち料理や祝い前に
使われている食材です。
丸い部分から
芽が出ることから
おめでたい食材とされています。
くわいとは
諸説ありますが
くわいの名前は
葉と茎の形が
農具の鍬に似ていることから
「くわいも」と呼ばれ
それが変わり「くわい」と
呼ばれるようになった
と言われています。
水生植物で
れんこんと同じような
泥の中で育ちます。
泥の中に茎にできる
丸くなった部分が
食用になります。
旬の時期は
11月〜1月頃です。
おせち料理に
使われるので
12月中旬以降が
多く出回ります。
くわいの種類
中国が原産で
主に3種類あります。
青くわい
日本で主に栽培されているくわいは
青くわいです。
主な原産地は
広島県と
埼玉県です。
直径5cmほどの円球状の形で
ツヤのある青みを帯びた色をしています。
食感は
ホクホクと柔らかく
味は
ほろ苦いのが特徴です。
吹田くわい
大阪府吹田で古くから栽培されている
なにわの伝統野菜です。
青くわいより小粒で
甘みがあり
苦味が少なく
栗のような食感が特徴です。
くわいの中で
最も美味しいと言われています。
ひめくわいと
呼ばれることもあります。
白くわい
主に中国で生産されており
青くわいより大きな楕円形で
硬めで淡白な味わいが特徴です。
くわいの選び方
新鮮で美味しいくわいを見分けるには
皮にツヤがあり
色がよいもの
間の部分が真っすぐ伸び
ハリがあるもの
を選んでください。
芽が折れているものは
鮮度が落ちている可能性があります。
くわいの保存方法と下ゆで方法
保存方法
購入後は
早めに調理することを
おすすめします。
数日で使う場合は
乾燥しないように
ラップに包んで
冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
また
水につけて冷暗所において
毎日水を交換すると
2週間ほど持ちます。
くわいは
冷凍で保存することができます。
アクが強いので
ゆでてから冷凍保存しましょう。
ゆでたくわいを
保存袋に入れて
密封して冷凍庫に保存しましょう。
保存期間は
1ヶ月ほどです。
解凍方法は
凍ったまま調理することできます。
下ゆで方法
くわいはアクが強く
すぐに色がわるくなるので
下ゆでをしてから調理しましょう。
皮をむいて
水に30分〜60分さらします。
さらにアクを抜くために
お米の研ぎ汁でゆでます。
お米の研ぎ汁を沸騰させ
くわいを入れてから
弱火で10分ほどゆでます。
ザルにあげ
流水で洗います。
お米のとぎ汁がない場合は
小麦粉を入れて下ゆでしましょう。
目安は
水 500ml
小麦粉 小さじ1
です。
くわいを素揚げや天ぷらにする場合は
とぎ汁でゆでる前の
水にさらしたところで
水分をしっかり拭き取って
揚げましょう。
くわいの栄養素と効能効果
くわいには体に良い栄養素が
豊富に含まれています。
見た目は里芋に似ており
でんぷんが多く含まれますが
野菜に分類されます。
主成分は
炭水化物で
野菜の中では
たんぱく質が豊富に含まれています。
その他には
カリウム
リン
亜鉛
が含まれています。
くわいの効能
高血圧の予防
くわいに含まれているカリウムは
体の中の余分なナトリウムを
排出してくれるので
高血圧の予防に効果があります。
脳や身体のエネルギー源
くわいの主成分は
炭水化物ですので
脳や身体が活動するときの
大切なエネルギー源です。
美肌効果
くわいは野菜の中では
豊富なたんぱく質が含まれており
さつまいもの約5倍と言われています。
たんぱく質は
肌や髪をきれいに保つ効果が
期待されています。
疲労回復・筋肉痛の緩和
くわいには
ビオチンというビタミンB群が
野菜の中では
豊富にふくまれており
疲労回復や
筋肉痛の緩和に効果がある
と言われています。
まとめ
くわいは
おせち料理や
お祝いの料理に使われている
縁起物の食材です。
ですので
おせち料理の時期に
目にすることが多くなります。
くわいは野菜の一つで
栄養が豊富に含まれています。
アクが強いので
しっかりと水にさらして
調理方法によっては
下ゆでをして
調理してくださいね。
くわいは
油との相性が抜群です。
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