親しみのある
豆腐や味噌の原料の大豆
おつまみに合う枝豆
あんこといえば小豆
など日本の食生活において
古くから食べられている
大豆
枝豆
小豆
は日本食に欠かせない食材です。
大豆と小豆の名前から
同じ仲間だと思ってしまいますが
全く別の種類の豆なのです。
大豆と枝豆と小豆は仲間?それぞれの違い
枝豆は
大豆の未成熟な豆なので
同じ種類の豆ですが
小豆は全く違う種類の豆です。
・大豆
大豆は
マメ科のダイズ属で
形は比較的大きな豆です。
大豆自体は
主に加工食品の原料として
使用することが多く
大豆製品として
広く知られています。
大豆は
豆腐
味噌
納豆
など
様々な形態で加工されています。
また
煮豆など
和食の副菜や
サラダのトッピング
などに使われています。
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・枝豆
枝豆は
大豆の未熟な状態のものを
枝豆といい
大豆と同じマメ科のダイズ属です。
大豆よりも小さく
色は緑色をしています。
枝豆は
一般的に蒸したり
茹でたりして食べられ
塩や醤油で
味付けされることが多いです。
ビールのおつまみとして
人気の豆です。
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・小豆
小豆は
大豆とは別の植物であり
マメ科のササゲ属です。
外見は小さな赤紫色の豆で
主に乾燥した状態で使用されます。
小豆は
和菓子などに
広く使用されます。
あんことして
使われることが多く
小豆の煮豆は
和菓子や
和風デザートの具材として
人気です。
大豆、枝豆、小豆の収穫時期
枝豆は
5〜7月頃に種をまき
約80〜110日ほどで
収穫できます。
枝豆の収穫時期は
7〜9月頃です。
枝豆も適期をすぎると
サヤが硬くなり
風味も落ちてしまうので
サヤが黄色くなる前が
食べ頃です。
大豆は
約18〜28℃の環境で
よく育ちます。
収穫時期は
10月下旬〜11月頃で
種まきしてから
4ヶ月ほどで
収穫ができます。
小豆は
夏小豆と秋小豆があり
収穫時期は
夏小豆は
8月〜10月中旬頃で
秋小豆は
9月後半〜11月初旬頃です。
収穫した小豆は
乾燥させるので
小豆の旬は
10月〜2月頃になります。
大豆、枝豆、小豆の栄養素の違い
大豆、枝豆、小豆は
それぞれどのような栄養素が
含まれているのでしょうか。
・大豆
大豆には
非常に多くのタンパク質が
含まれています。
人間の体では
生成されない必須アミノ酸が
バランスよく入っているので
植物性タンパク質では珍しいです。
大豆のタンパク質は
動物性タンパク質と違い
コレステロールをほとんど含まないため
ダイエットにも
効果が高い食品です。
大豆の栄養素で有名な
イソフラボンには
動脈硬化の予防や
更年期障害の改善などの
働きがあります。
また
一般の野菜からでは
摂取しづらいミネラルや
ビタミンも含まれているので
大豆の栄養素には
体に良い効果が期待できます。
・枝豆
枝豆には
ビタミンが豊富に含まれています。
ビタミンB1
ビタミンCが
多く含まれていて
その効果は
アルコールの分解を促し
肝機能を向上させてくれる働きがあります。
また
カリウムも多く含まれているので
夏バテ防止に効果があります。
夏のお酒のおつまみと
相性が良いのは
味以外にも理由がありますね。
・小豆
小豆の独特の赤い色の
アントシアニンは
ブルーベリーや赤ワインと同じ
ポリフェノールの一種です。
アントシアニンは
主に
視覚機能改善に良いと有名ですが
その他にも
抗酸化作用
花粉症予防
血圧を下げる
血中コレステロール値の低下
便秘の予防
むくみ解消
美肌効果
など体に嬉しい効果が
たくさんあると言われています。
また
小豆には
必須アミノ酸のリジンが
含まれています。
お米には
必須アミノ酸のリジンが少ないので
お米と小豆を一緒に炊く赤飯は
バランスの取れた効果的な食事になります。
小豆の栄養をしっかり摂れる食べ方
小豆は
お菓子に使われることが多く
甘いイメージですが
甘いとカロリーが
気になりますよね。
甘いのは
小豆ではなく
砂糖を加えて
あんこになると
カロリーが高くなりますので
あんこではなく
小豆を取り入れることを
おすすめします。
・小豆茶
茹で汁は
小豆水、小豆茶とも
呼ばれています。
小豆に含まれる栄養素や成分は
多くが水溶性なので
茹でる時に流れて出ます。
ですので
茹で汁には
栄養がたっぷりです。
茹で汁をそのまま飲む
ご飯と一緒に炊いて赤飯風
スープの煮汁
牛乳や豆乳で割って飲む
など茹で汁なら
カロリーや糖質も少ないので
取り入れやすいですね。
・簡単赤飯
赤飯を
もち米ではなく
下ゆでした小豆と
お米と一緒に炊く赤飯は
簡単で美味しく小豆の栄養が
まるごと摂れます。
・小豆がゆ
小豆がゆは
少量でもお腹がふくれ
ダイエット中にもおすすめです。
作り方は
小豆をゆでたあと
ゆで汁でごはんと小豆を
一緒に煮込みます。
お好みで塩や醤油などを
入れてください。
・サラダ
ゆでた小豆を
サラダやマリネに使います。
小豆の優しい味が
ドレッシングと相性が良いです。
・スープ
小豆のゆで汁を使って
スープを作ると
栄養がしっかり摂れます。
ミネストローネやポトフなど
小豆の風味が加わり
美味しく食べられます。
大豆アレルギーでも小豆は食べられる?
大豆と小豆は違う種類の豆なので
大豆アレルギーを
引き起こす可能性は
基本的にはありません。
大豆アレルギーで
注意する食べ物は
大豆加工品です。
また
枝豆も控えるほうがいいでしょう。
大豆アレルギーの症状は
皮膚症状の
発疹、じんましん、かゆみ
消化器症状の
腹痛、嘔吐、下痢
呼吸器症状の
くしゃみ、鼻水、呼吸困難
などです。
大豆アレルギーになったら
食品の成分表を確認し
アレルギーの原因となる
食材が含まれていないか
確認する。
アレルギーを持っていることを
周囲に伝え
食事の際に注意する。
などのことに
注意しましょう。
そして
アレルギー症状が出た場合は
速やかに医療機関を受診しましょう。
大豆アレルギーは
基本的に小豆に反応しませんが
小豆に反応して
蕁麻疹が出るアレルギーもあるので
はじめて食べる時は
食べた後の経過観察を
忘れないように注意しましょう。
まとめ
大豆と枝豆は
同じ株から収穫出来るので
同じ豆ですが
小豆は違う種類の豆です。
豆の種類が違うので
大豆アレルギーでも基本的には
小豆でアレルギー反応が
出ることはありません。
大豆、枝豆、小豆には
それぞれ多くの栄養が
たくさんあります。
大豆には
必須アミノ酸が含まれている
植物性タンパク質
枝豆には
アルコールの分解や
肝機能向上に役立つ
ビタミン類
小豆には
目に良い
アントシアニンなど
毎日の食事に摂り入れることで
バランスの摂れた食事ができますね。